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インド製ED治療薬「バリフ(Valif)」の効果とは？日本では未承認の医薬品です！

最終更新日：2024年6月17日

バリフ(Valif)はインドで製造、販売されているバルデナフィルを有効成分とするED治療薬です。海外製のレビトラジェネリックとして、インターネットの個人輸入サイトにて安く入手することができますが、未承認薬であることや偽造薬が多く出回っていることから使用には一定のリスクが伴います。詳しく見ていきましょう。

この記事の監修者

1999年03月
大阪大学医学部卒業
1999年05月
大阪大学医学部附属病院　第四内科（老年・総合内科学）入局
2020年10月
イースト駅前クリニック京都四条烏丸院院長就任
2021年3月
イースト駅前クリニック神戸三宮院院長就任

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目次※知りたい情報をクリック

1.バリフ(Valif)とは

2.バリフ (Valif)を個人輸入する際のリスク

3.バリフ(Valif)を使用する場合の注意点

4.バリフ(Valif)とレビトラジェネリック（バルデナフィル）の比較

5.バリフ(Valif)の有効成分バルデナフィルの効果･効能

6.バリフ(Valif)の有効成分バルデナフィルの副作用

7.バリフ(Valif) は国内未承認薬。

8.お近くのED治療専門クリニックを探す

9.参考URL

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バリフ(Valif)とは

バリフ(Valif)の概要
製薬会社	アジャンタファーマ社(Ajanta Pharma Ltd)
有効成分	バルデナフィル
生産国	インド
国内承認の有無	国内未承認

バリフ(Valif)はバルデナフィルを有効成分とするED治療薬で、レビトラジェネリック。インドのムンバイに本社があるアジャンタファーマ社(Ajanta Pharma Ltd)から発売されています。日本国内で承認を受けていないため、通常は国内の医療機関での取り扱いはありません。

レビトラについて詳しくはコチラ

バリフ (Valif)を個人輸入する際のリスク

バリフ (Valif)は日本で未承認の医薬品です。そのため入手する場合はインターネット経由の個人輸入等を利用することになります。処方せんは必要なく、クリニックに行かなくても手に入れることができますが、個人輸入で医薬品を入手するのは偽造薬に当たる危険性がありますのでおすすめできません。

ED治療薬を製造する4つの製薬会社が2008年8月 ~ 2009年4月の間に行った調査では、インターネットで取り扱われているED治療薬の実に半数以上、55.4%が偽造薬であったという報告がされています。

偽造薬に当たってしまう可能性があるという点ではバリフ (Valif) も例外ではありません。偽造薬を服用をすると効果が出ないばかりか思わぬ健康被害を受ける危険性もあることに注意して下さい。

偽造薬の危険性について詳しくはコチラ

バリフ(Valif)を個人輸入する際のリスク

バリフ(Valif)

引用:厚生労働省「医薬品成分(ホモシルデナフィル)を含有していたレビトラジェネリックと称する無承認無許可医薬品の発見について」

バイエルによると、インターネット上で入手したレビトラジェネリックについて、有効成分バルデナフィルは検出されず、全く別の成分であるホモシルデナフィルが混入されていたというケースが報告されています。

バリフ (Valif)に限らずインターネットを利用して医薬品を個人輸入する際には、通常入手ルートを個人でチェックすることはできず、偽造品に当たってしまうリスクが常にあります。偽造品は効果がないだけでなく、健康被害をもたらすこともあります。医薬品を安易に個人輸入することは控えましょう。

(※3)

バリフ(Valif)を使用する場合の注意点

日本で承認されていない薬で副作用が出た場合は
「医薬品副作用被害救済制度」の利用はできません。

国内で認可済のED治療薬で万が一副作用による健康被害を受けた場合、「医薬品副作用被害救済制度」を利用することができます。これは、医薬品を適正に使用しているのに、入院治療が必要なほど重篤な副作用が出てしまった場合に、その治療費や働けなくなった場合の補償を受けることができる制度です。

海外製ED治療薬であるバリフ (Valif)は日本では未承認薬です。
未承認の海外製ED治療薬の場合、この制度を利用することはできません。

万が一の際にはリスクが大きいことは知っておきましょう。

(※4)

バリフ(Valif)とレビトラジェネリック（バルデナフィル）の比較

	バリフ(Valif)	レビトラジェネリック（バルデナフィル）
有効成分	バルデナフィル	バルデナフィル
国内承認の有無	未承認	承認
製造国	インド	日本製もあり
効果	勃起不全(ED)治療薬	勃起不全(ED)治療薬
購入方法	個人輸入	医師による処方

日本国内でレビトラジェネリック（バルデナフィル）が発売されている

2020年7月に日本国内で、レビトラジェネリックである「バルデナフィル錠」が販売されました。

効果、効能ともにレビトラと違いはほぼ無く、治験により同等性が認められています。また、薬の価格もレビトラより安く購入できますので、医薬品を個人輸入することのリスクを冒してバリフ (Valif) を購入するメリットは薄れつつあります。

イースト駅前クリニックでもレビトラジェネリック（バルデナフィル）を取り扱っておりますので、気になる方はぜひ一度当院にご相談ください。

(※5)

バリフ(Valif)の有効成分バルデナフィルの効果･効能

男性の勃起不全(ED)の改善効果がある治療薬

バリフ（Valif）の有効成分バルデナフィルの効能は、満足な性行為を行うに十分な勃起とその維持が出来ない勃起不全の補助です。陰茎の血管を拡げることで血流をアップさせ、勃起を促す作用があります。

バルデナフィルは非常に水に溶けやすい性質のため、ED治療薬の中で最も即効性があるという特徴があります。そのため、服用後早ければ30分、平均的に45分から1時間で効果が発現します。服用する場合は性行為の約60分前を目安にしましょう。

(※5)

バリフ(Valif)の有効成分バルデナフィルの副作用

バリフ (Valif) の有効成分は、レビトラジェネリック（バルデナフィル）と同じバルデナフィルです。そのため副作用はレビトラジェネリック（バルデナフィル）とほぼ同じであると考えられます。

主な副作用	発生率
ほてり/頭痛/鼻づまり/消化不良/めまい/心悸亢進/嘔気	1%以上
頻脈/不眠/肝機能異常/呼吸困難/発汗/嘔吐/下痢/視覚異常/耳鳴り/など	0.1%以上1%未満
顔のむくみ/低血圧/失神/不安感/関節痛/頚部痛/嚥下障害/射精障害/など	0.01%異常0.1%未満
狭心症/起立性低血圧/緑内障/など	不明

ED治療薬は陰茎の血管を拡げることで血流をアップさせ、勃起を促す作用があります。しかし、この「血管を拡げる」作用は陰茎だけでなく身体の様々な部位に及びます。そのため上記の様な副作用があらわれる可能性があります。

レビトラジェネリック（バルデナフィル）の副作用と対処法について詳しくはコチラ

バリフ(Valif)は国内未承認薬

効能や用法・用量、起こりうる副作用はレビトラジェネリック（バルデナフィル）と同じであるバリフ (Valif)。しかし、国内では未承認であり、国内の機関の試験をパスしたものではありません。万一副作用が出た場合も、「医薬品副作用被害救済制度」は適用されないので注意しましょう。また、粗悪な偽造薬入手の危険性があるため、安易に医薬品を個人輸入をしないようにしましょう。

2020年より、国内でレビトラジェネリック「バルデナフィル錠」の販売が開始され、承認を受けた薬がより安く入手できるようになりました。イースト駅前クリニックではレビトラジェネリック（バルデナフィル）を含め様々なED治療薬のジェネリック医薬品(後発医薬品)も処方しております。

ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。