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レビトラのジェネリック医薬品
未承認薬「ビリトラ(Vilitra)」

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ビリトラ(Vilitra)」は国内未承認薬。インターネットを利用した医薬品の個人輸入の危険性についても解説

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2022.10.21更新

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ビリトラ(Vilitra)」は国内未承認薬。インターネットを利用した医薬品の個人輸入の危険性についても解説

最終更新日：2024年6月17日

ビリトラ (Viritra) は、 ED治療薬レビトラジェネリック（バルデナフィル）と同じ有効成バルデナフィルを含有するお薬。インドで製造されているED治療薬で、国内では未承認の薬です。インターネットのサイトを利用して個人輸入する方も多いですが、医薬品の個人輸入にはリスクが伴います。今回は個人輸入のリスクについても解説します。

この記事の監修者

1999年03月
大阪大学医学部卒業
1999年05月
大阪大学医学部附属病院　第四内科（老年・総合内科学）入局
2020年10月
イースト駅前クリニック京都四条烏丸院院長就任
2021年3月
イースト駅前クリニック神戸三宮院院長就任

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目次※知りたい情報をクリック

1.ビリトラ(VILITRA)とは

2.ビリトラ(VIRITRA)の有効成分バルデナフィルの効果

3.ビリトラ(VIRITRA)の有効成分バルデナフィルの副作用

4.ビリトラ (VIRITRA)の偽物を入手してしまう危険性

5.ビリトラ(VIRITRA)を服用する場合の注意点

6.承認済み ED治療薬レビトラジェネリック（バルデナフィル）の価格は?

7.当院でのED治療薬処方の流れ

8.ビリトラ (VIRITRA) は国内未承認薬。個人輸入にはリスクが伴います。

9.お近くのED治療専門クリニックを探す

10.参考URL

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ビリトラ(Vilitra)とは

ビリトラ(Vilitra)の概要
製薬会社	センチュリオン･ラボラトリーズ社 (Centurion Laboratories.)
有効成分	バルデナフィル
生産国	インド
国内承認の有無	国内未承認

ビリトラ (Viritra)は、レビトラジェネリック（バルデナフィル）と同じ、バルデナフィルを有効成分とするED治療薬。インドのグジャラート州に本社があるセンチュリオン・ラボラトリーズ社(Centurion Laboratories.)が20mg/40mgの規格を製造販売しています。 日本では承認を受けていない医薬品のため、通常、日本の病院やクリニックでは取り扱われません。

(※1)

国内承認薬レビトラジェネリック（バルデナフィル）についてはコチラ

センチュリオン･ラボラトリーズ社(Centurion Laboratories.)について

センチュリオン･ラボラトリーズ社は、インドのグジャラート州(Gujarat)ヴァドーダラー(Vadodara)に本社がある製薬会社です。
インドの製薬会社の中では歴史が比較的新しく、2006年に設立されました。主に抗生物質、抗アレルギー薬、勃起不全治療薬を中心に取り扱っています。

(※1)

海外製ED治療薬であるビリトラ(Viritra)とバリフ(Valif)

	ビリトラ(Viritra)	バリフ(Valif)
有効成分	バルデナフィル	バルデナフィル
国内承認の有無	未承認	未承認
製造国	インド	インド
効果	ED治療	ED治療
購入方法	個人輸入	個人輸入

バリフ(Valif)もビリトラ(Viritra)と同じで、バルデナフィルを有効成分とするED治療薬。
どちらの薬も日本国内においては未承認の薬で、通常、医療機関では処方されません。

バリフ（Valif）についてはこちらの記事で詳しく解説しています

国内未承認のレビトラジェネリック

バリフ(Valif) / ビリトラ(Vilitra) / ジェビトラ(Zhewitra) / サビトラ(Savitra)

上記のレビトラジェネリックは全て国内未承認薬です。服用にはリスクが伴いますので、注意しましょう。
インターネット通販などで売り出されている場合でも、購入は絶対におすすめできません。

ビリトラ(Viritra)の有効成分バルデナフィルの効果

男性の勃起不全(ED)の改善効果がある治療薬

ビリトラ(Viritra)の有効成分バルデナフィルの効能は、十分な勃起とその維持ができない勃起不全の補助です。血管を拡げることで血流をアップさせ、勃起を促す作用があります。あくまで、勃起を促す薬なので、服用に加えて性的刺激を必要とします。
バルデナフィルは非常に水に溶けやすい性質のため、ED治療薬の中で最も即効性があるという特徴があります。

(※4)

有効成分バルデナフィルの効果持続時間は

効果持続時間は5～10時間程度

有効成分バルデナフィルは水に溶けやすく、個人差はありますが早い方で服用後30分、通常は45分から1時間で効果がみられます。
効果の持続時間は通常、約5〜10時間です。

(※4)

バルデナフィルを有効成分とするED治療薬の正しい飲み方について詳しくはコチラ

ビリトラ(Viritra)の有効成分バルデナフィルの副作用

発生頻度	副作用
1%以上	ほてり/頭痛/鼻づまり/消化不良/めまい/心悸亢進/嘔気
0.1%以上1%未満	頻脈/不眠/肝機能異常/呼吸困難/発汗/嘔吐/下痢/視覚異常/耳鳴り/など
0.01%以上0.1%未満	顔のむくみ/低血圧/失神/不安感/関節痛/頚部痛/嚥下障害/射精障害/など
不明	狭心症/起立性低血圧/緑内障/など

ビリトラ(Viritra)の有効成分は、レビトラジェネリック（バルデナフィル）と同じバルデナフィルです。そのため副作用はレビトラジェネリック（バルデナフィル）と同程度であると考えられています。

ビリトラを服用してはいけない人

硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の人
バルデナフィルの成分に対してアレルギーがある人
心血管系の障害がある人
QT延長症候群の既往がある人
6か月以内に心筋梗塞や脳卒中になった人
重度な肝障害のある人
重度な腎障害がある人
低血圧や未治療の高血圧がある人
不安定狭心症の人
網膜色素変性症の人

ビリトラの有効成分であるバルデナフィルが含まれた薬を服用禁止されているのが、上記に当てはまる方です。これらの薬を服用中の方や症状を抱える方が、バルデナフィルが含まれたED治療薬を服用した場合、強い副作用が出たり、健康被害が出る恐れがあります。
服用できるかどうかの判断は本来、医師の診察時や処方時に行われるものですが、個人輸入ではこの部分を経由せずに自己判断で使用することになるため、危険が伴います。
医師の診察のもと、国内で承認済みの治療薬を処方してもらうようにしましょう。

(※5)

ビリトラ (Viritra) の偽物を入手してしまう危険性

ビリトラ(Vilitra)は国内未承認薬。そのため入手方法は個人輸入のみ。個人輸入品の中には、品質基準や品質規格を満たしていない偽造薬もあり、これらを服用することで健康被害を受ける危険があります。
個人輸入で手に入れたED治療薬で副作用や健康被害が出たとしても、全て自己責任なるので注意しましょう。

インターネットを通じた個人輸入では偽造薬入手のリスクが高い

個人輸入での医薬品の購入は医師の処方が必要ありません。しかし中には、健康を害するような成分が含まれていることもあるので注意が必要。
安価は魅力的ですが、副作用などで思いのよらない健康被害を受ける可能性があるので、安全性を重視するのであれば医療機関を受診する必要があります。

偽造薬の危険性について詳しくはコチラ

厚生労働省による偽造薬の報告

厚生労働省によって、インターネット上で販売されていた無許可のED治療薬において、本来の有効成分と異なる成分が検出されたことが報告されています。一例として、レビトラジェネリック（バルデナフィル）としてインターネット上で販売されていましたが、実際に有効成分として入っていたのは、バルデナフィルではなく、ホモシルデナフィルだった、というケースが報告されています。インターネット上ではこういった偽造薬が販売されているケースも少なくありません。重篤な健康被害につながる可能性もあるため、必ず医師の診察のもと、国内で承認を受けた正規品を処方してもらいましょう。

(※6)

偽造薬の見分け方

WHOの報告による偽造薬の見分け方
パッケージの状態パッケージ記載内容のスペルミス、文法の誤り製造日と有効期限の記載がパッケージの外側と内側で一致しているか薬の変色、劣化、異臭がないか明らかに安すぎる価格設定の薬

WHO(世界保健機関)は標準値以下の規格で製造された偽造薬による、健康被害について警鐘を鳴らしています。もしインターネットを経由してED治療薬を個人輸入した場合は、服用前に必ず確認してみてください。
上記の見分け方も100%正しい訳ではありません。インターネットでの個人輸入でED治療薬を購入しないことが大切です。
またインターネット通販会社のサイトに、会社の住所や固定電話の番号が記載しているかどうかをチェックすることも、偽造薬を見分ける方法の一つです。

(※2)

ビリトラ(Viritra)を服用する場合の注意点

日本で承認されていない薬で副作用が出た場合は、「医薬品副作用被害救済制度」の利用はできません。

「医薬品副作用被害救済制度」とは、副作用に対する治療費や健康被害で仕事ができなくなった場合の補償を受けることができる制度。国内で認可されているED治療薬を服用し、万一、入院治療が必要となるような強い副作用が現れた場合は「医薬品副作用被害救済制度」を利用することができます。
ただし、この制度は個人輸入で入手した未承認のED治療薬で副作用が出た場合は対象外になります。そのため、ビリトラ(Viritra)やバリフ(Valif)も対象外です。インド大手の製薬会社が製造する治療薬であっても、副作用が出た場合に「医薬品副作用被害救済制度」を利用することはできません。

(※3)

承認済みED治療薬　レビトラジェネリック（バルデナフィル）の価格は？

レビトラジェネリック (バルデナフィル錠)
10mg1錠1,400円〜1,700円 (税込) 20mg1錠1,600円〜1,800円 (税込)

基本的には保険適用外であるED治療薬は、一般的な処方薬と比較すると高額の薬。国内でジェネリック医薬品(後発医薬品) が発売される前は、価格の安さからサビトラ (Savitra)などの海外の未承認薬を購入する方も多くいらっしゃいました。

しかし、現在では国内で承認されたジェネリック医薬品(後発医薬品) が比較的安価に提供され、リスクを負ってまで個人輸入品を購入するメリットは見当たらなくなっています。専門のクリニックを受診して、医師の診察を受けた上で国内で承認を受けた医薬品を服用することをおすすめします。

バルデナフィル錠の値段について詳しく知る

当院でのED治療薬処方の流れ

予約無しでの来院
診察
治療薬の処方

事前の予約は必要ありません。初診の場合は受付にその旨を伝えます。現在服用中の薬がなければ特に必要とするものはなく、自由診療のため保険証も不要です。診察は担当医の問診から始まり、希望と現状を踏まえ最適なED治療薬が処方されます。診察時間は多少変動があるものの約8分程度で終わります。

ビリトラ(Viritra) は国内未承認薬。個人輸入にはリスクが伴います。

ビリトラ（Viritra）などの、国内未承認のED薬をインターネット経由で個人輸入することはリスクが伴います。購入された薬が偽物ある可能性もあり、偽造薬の服用による健康被害も報告されています。また、未承認薬の場合、万一副作用で健康被害を受けた際に、救済制度の利用はできません。
医療機関を受診することで、日本国内で承認を受けたED治療薬が入手可能で、レビトラジェネリックの国内承認薬の「バルデナフィル」もあります。
ED治療は、自己判断で行うのではなく専門医のいるクリニックを受診をしましょう。
イースト駅前クリニックではレビトラジェネリックを含め様々なED治療薬をジェネリック医薬品(後発医薬品)も含めて処方しております。