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毛根鞘(もうこんしょう)は取れても大丈夫?気をつけるべきケースを解説

最終更新日:

髪の毛が抜けたときに、白い塊が付着していたという経験がある方は多いのではないでしょうか。これは毛根鞘と呼ばれ、髪の状態や薄毛治療の必要性などを判断する手掛かりになる場合があります。本記事では、毛根鞘の概要に加え、髪に付着した際に気を付けるべきケースやAGAについて解説しますので、ぜひご覧ください。

目次※知りたい情報をクリック

毛根鞘(もうこんしょう)とは?

毛根鞘とは、毛根の周囲にある薄い膜のような見た目をした組織です。毛根鞘は、主に髪の毛を頭皮に繋ぎ止める役割を果たしています。髪の毛が抜けた際に、毛根部に付着する場合がありますが、自然な抜け毛であり特に問題はないとされています。
毛根鞘は、外毛根鞘と内毛根鞘の2種類に分類されています。
外毛根鞘は、大きな明るい細胞質をもつ角層蔡瑁を形成しています。皮膚側と接しており、内毛根鞘を外側から支える働きを持ちます。一方で、内毛根鞘は表皮に近づくにつれて各層で角化が起こっています。毛根側と接しており、毛の最外層である毛小皮と絡み合うことで毛を固定する働きを持ちます。

(※1)

髪の毛根に付く白い塊は毛根鞘?

  • 毛根鞘
  • 皮脂

抜けた髪の毛根に付いている白い塊は、毛根鞘と皮脂の2種類の可能性があります。白い塊は、薄毛が進行している証拠なのではないかと不安を抱いている方もいるかもしれません。
それぞれの特徴や見分け方について見ていきましょう。

毛根鞘

毛根についている半透明の塊である毛根鞘は、毛根を取り囲んでおり、髪を作っている毛母細胞に必要な栄養を届ける毛乳頭が含まれています。そのため、毛根鞘は触ってもしつこいベタつきがなく、紙などに簡単にくっつく程度の軽い粘り気があります。
抜けた髪の毛根を触って、半透明でベタつきがない感触の場合、自然な抜け毛でたまたま毛根鞘が付いていた可能性が考えられます。また、皮脂は頭皮を外部の刺激から守る働きをしているのに対し、毛根鞘は髪の毛を外部の刺激から守る働きをしており、見た目や感触に加えて役割も異なります。

皮脂

白い塊が多く付着している場合は、皮脂の可能性が高いです。皮脂は、毛根鞘と異なりベタつきを持っており、毛穴にたまっているため髪の毛の根元に付着する場合があります。睡眠不足・ストレスなどは、自律神経のバランスを崩し、男性ホルモンによる皮脂の分泌を促進する恐れがあるため、注意が必要です。
また、シャンプー不足やシャンプーのすすぎ残しなど、頭皮のケア不足も原因の1つとされています。頭皮の環境が悪化は脱毛の原因になる恐れがあるため、普段から生活習慣の改善や頭皮ケアなどを意識しましょう。

(※2)

毛根鞘に関して気をつけるべきケース

  • 血がついている場合
  • 毛根鞘が付いていない場合

毛根鞘に関して気を付けるべきケースは、上記の3つが挙げられます。各項目について詳しく解説します。

血がついている場合

毛根鞘に血が付いている場合、毛穴や毛根に傷がついている可能性があります。ブラッシングの方法が間違っていたり、寝具との摩擦がひどかったりすると、毛穴や毛根に傷をつけてしまう場合があります。ブラッシングなど頭皮ケアを実施する際は、毛穴や毛根に刺激を加えないように注意しましょう。
また、傷がある場合は傷口から雑菌が入るリスクがあります。そのため、毛根鞘に血が付いている場合は、洗髪して頭皮を清潔に保ちましょう。それでも炎症や痛み、腫れなどがひどい場合には、医師への相談をおすすめします。

毛根鞘が付いていない場合

毛根鞘がついていない髪は十分に成長しておらず、AGAによって成長期が短縮されている可能性があります。数本程度の抜け毛であれば心配はいりませんが、明らかに抜け毛が増えて毛根鞘がついていない髪ばかりが抜ける場合はAGAの恐れがあります。
AGAは進行型の脱毛症です。前髪が後退したり、頭頂部の薄毛が目立ったりする場合は、早めにクリニックを受診する必要があります。
AGAは、薄毛の程度によって異なる治療法が用意されており、治療薬のみの場合はオンライン診療でも治療を進めていくことが可能です。

毛根鞘を抜いたり食べる癖は抜毛症(トリコロマチア)かも

毛根鞘を抜いたり食べる原因は、抜毛症(トリコロマチア)かもしれません。抜毛症の概要や原因、治療方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

抜毛症(トリコロマチア)とは

抜毛症は、無意識または意識的に毛髪を引っ張ることで毛がなくなってしまう症状です。どの部分の毛が抜かれるかは人によって異なり、抜いた箇所の毛が薄くなってしまったり、複数個所の毛が完全になくなったりします。
場合によっては食毛症を併発しており、毛根鞘を食べてしまう可能性があります。食べた毛が塊となって胃や消化管の中で動かなくなってしまうと、吐き気や痛みなどの消化器症状を伴う恐れもあります。
症状の重症度は変化するとされていますが、生涯にわたって治らない可能性も考えられます。そのため、重度の場合には脱毛が進行するリスクもあるため、早めの治療が必要です。

(※4)

抜毛症(トリコロマチア)の原因

抜毛症を引き起こす主な原因は心因的なものだとされており、髪の毛を抜く行為を止めようと自覚していても止められないのが特徴的です。自身が感じている緊張や不安を紛らわし、満足感を得るために行われる場合が多いです。
症状が継続すると、髪の毛を抜く行為をやめられない自分に困惑したり、恥をかいたりすることもあります。また、脱毛が続くとそれを隠そうとするため、より広範囲の毛を抜いてしまうという悪循環に陥る可能性もあります。

(※4)

抜毛症(トリコロマチア)の治療方法

抜毛症の原因は、心因的なものであるとされているため、治療は心の健康を回復させることから始める場合が多いです。治療方法としては、主に認知行動療法と薬物治療の2種類が挙げられます。
認知行動療法やメンタルケアでは、ストレスを軽減し自己管理スキルを身につけるように指導します。指導の中では以下の内容が意識されます。

  • 髪を抜くという行ために対する自覚を高める
  • 髪を抜く原因となっているものを特定する
  • 髪を抜く行ためを、他に悪影響のない行ために置き換えるという対処法を実践する

また、必要に応じて薬剤による療法が行われる場合があり、使用する薬としては抗うつ薬が有用な可能性があります。

(※4)

毛根鞘の付着のほかに注意すべきなのがAGA

毛根鞘の付着のほかに注意すべきなのがAGAです。進行性の症状であるため、放置したままでは薄毛の進行を止めるのは難しいです。AGAの症状や原因、治療方法について詳しく解説します。

  • AGAの症状
  • AGAの原因
  • AGAの治療方法

AGAの症状

AGA(男性型脱毛症)は、思春期以降の男性によく見られる薄毛の症状を指します。
AGAを発症すると、前頭部の生え際と頭頂部の髪のどちらか一方、または双方から薄くなり、地肌が見えやすくなります。AGAが生じる要因は生活習慣や食習慣、遺伝、男性ホルモンの感受性の高さなどさまざまなものが考えられます。
また、AGAの症状を発症している男性は全国に1260万人以上いるといわれています。AGAの症状を軽減するために、育毛剤や薬物治療、毛髪移植などの治療方法があります。

(※5)

AGAの原因

AGAの原因として、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが挙げられます。DHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンに対して5αリダクターゼという酵素が作用することで生成されます。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に結びつき、髪の毛のヘアサイクルを乱す恐れがあります。
とくに、ヘアサイクルの成長期に作用して、通常2年~6年程度の期間である成長期が数カ月~1年程度に短縮される可能性もあるため注意が必要です。
へサイクルが短縮されると、髪の毛が長く太く成長する前に抜け、短く細い髪の毛が増加し薄毛が目立ってしまいます。

AGAの治療方法

AGAは治療しない限り進行する可能性が高いため、早期に治療を開始する必要があります。AGA治療薬として、高い効果があるとされているものを以下の表に示しています。

薬剤名 種類 効果・特徴
プロペシア(フィナステリド) 内服薬 抜け毛を防ぐ
ザガーロ(デュタステリド) 内服薬 抜け毛を防ぐ
発毛を促す
ミノキシジル 内服・外用薬 発毛・育毛を促す
アロビックス 外用薬 抜け毛を防ぐ

プロペシア(フィナステリド)とザガーロ(デュタステリド)を処方してもらうためには、医師の診察が必要です。そのため、「AGAかもしれない」と感じたら、クリニックを受診することをおすすめします。

毛根鞘が付着していない抜け毛は、AGAを疑い早めにクリニックを受診しましょう

毛根鞘とは、髪の毛を外部の刺激から守る働きをする組織であり、自然に髪の毛が抜ける際に付着している場合があります。その際、毛根鞘に血がついていないことや、大量の抜け毛ではないことを確認するようにしましょう。

毛根鞘が付着していない場合、AGAの可能性があります。AGAは、治療によって抑制できる可能性があるため、早めにクリニックを受診することをおすすめします。イースト駅前クリニックは、治療費がお薬代のみなので、診察代は無料です。AGA治療が初めての方でも、お気軽にお越しいただけます。診察予約もWEBから簡単にできますので、薄毛のお悩みがある方はぜひ一度イースト駅前クリニックへご相談ください。

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プロペシア
(フィナステリド)

1mg 7,400円(税抜)/28錠

プロペシアは世界初のAGA内服治療薬です。プロペシアはAGA治療で強く推奨されています。

プロペシア1mg

7,400円(税抜)/28錠

プロペシアジェネリック
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1mg 3,400円(税抜)/28錠

プロペシアジェネリック(フィナステリド錠)は、2015年に国内で製造販売が開始されたプロペシアジェネリックです。

プロペシアジェネリック1mg

3,400円(税抜)/28錠

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0.5mg 9,500円(税抜)/30錠

ザガーロは、発毛効果が証明され現在ではAGA治療でも処方されています。

ザガーロ0.5mg

9,500円(税抜)/30錠

ザガーロジェネリック
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0.5mg 6,300円(税抜)/30錠

ザガーロジェネリック(デュタステリド錠)は、2020年に国内で製造開始されました。

ザガーロジェネリック0.5mg

6,300円(税抜)/30錠

ミノキシジル

5% 60mg 5,000円(税抜)

頭皮の血行促進効果により、確かな発毛を実感することができるAGA治療薬です。

ミノキシジル5% 60mg

5,500円〜5,780円

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※クリニックにより、処方価格が変わります。

アロビックス液とは、塗布タイプの脱毛治療薬です。患部に直接塗布することで、毛根の血行をよくして抜け毛を抑制し、発毛を促す効果があるためプロペシアとの併用が効果的といわれています。

アロビックス

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AGAについてのよくあるお問合せ

プロペシアの主な副作用はなんですか?

国内で実施された臨床試験(1年)において、4.0%(276例中11例)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められております。主な症状はリビドー減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)等でした。まれに食欲不振、全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれる可能性があります。このような場合には、ご使用をおやめください。

プロペシアについて

プロペシアの作用機序について教えてください。

テストステロンからDHT(ジヒドロテストステロン:抜け毛の原因物質)へ変換する酵素(5α-還元酵素II型)を阻害し、AGAの進行抑制・改善効果を発揮します。

服用中に献血をしても問題ないですか?

服用中の方は献血をすることができません。献血をしたい場合は、プロペシアは1ヵ月以上、ザガーロは6ヵ月以上服用を中止することが必要です。

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