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【簡単解説】GLP-1受容体作動薬とは?ダイエットにも効果的?副作用・禁忌など
最終更新日:
「GLP-1受容体作動薬」は、糖尿病治療薬として承認されている医薬品です。その他にも期待できる効果があるといわれています。このコラムでは、GLP-1受容体作動薬が持つ働きや期待できる効果についてご紹介。副作用や禁忌、ダイエット目的で使用する場合の注意点も解説しますので、最後までご覧ください。
目次※知りたい情報をクリック
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GLP-1受容体作動薬とは?
GLP-1受容体作動薬とは、血糖値を下げる役割を持つGLP-1を体外から補う薬
GLP-1は、もともと私たちの体にあるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。GLP-1受容体作動薬は、体の外からこのGLP-1を補うお薬です。現在は2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されており、ダイエット治療薬としての承認は降りていません。
ただ、アメリカのFDA(食品医薬品局)や韓国の食品医薬品安全所、EU加盟28か国では、肥満治療薬として承認されており、その安全性が保障されています。
「GLP-1」は、体内に存在する消化管ホルモンの一種です。食べものが小腸を通ると、血糖値の上昇を膵臓やその他の臓器に知らせる役割を担っています。
「GLP-1」が小腸から分泌されると、膵臓からのインスリン分泌を促して血液中の糖を下げます。血糖値が低下しすぎないように調節する働きも持っているため、従来の糖尿病治療薬に比べると低血糖症状を引き起こしにくい点がメリットです。
(※1、2)
GLP-1受容体作動薬の種類
- 内服薬
- 自己注射薬(毎日・週1回)
2023年9月時点で販売されているGLP-1受容体作動薬として、内服薬と自己注射薬が存在します。
内服薬は毎日服用する薬です。起床後、お腹の中に何も入っていない状態で服用する必要があります。起床時に服用を忘れて朝食をとった場合は、服用できないため注意が必要です。
自己注射薬は、通常のインスリン注射と同様に自分で針をつけて、決められた量を腹部や太ももに刺して薬液を注入する薬剤。毎日投与するものと週に1回投与するものの2種類があります。
(※6、7、8)
GLP-1受容体作動薬の作用機序・期待できる効果
【GLP-1受容体作動薬に期待できる効果】
- 血糖値が上昇した際にインスリンの分泌を促す
- インスリンの分泌により血糖値を下げる
- 食欲を抑えて体重を減少させる
GLP-1は、インスリンの分泌を調節する消化管ホルモン「インクレチン」に分類されるホルモンです。消化管に食べたものが通ると分泌されて、血糖値の上昇を膵臓に知らせ、膵臓からのインスリン分泌を促します。
2型糖尿病患者はインスリン分泌量が低下しているため、GLP-1受容体作動薬の服用によって、インスリン分泌のサポートと血糖値を下げることが可能です。
また、GLP-1受容体作動薬は、胃の動きを抑制して食欲を減らす作用があります。食欲が減ることで、結果的に体重減少にもつながるでしょう。
(※2、3、4、5)
GLP-1受容体作動薬はダイエット効果も期待できる?
GLP-1受容体作動薬に含まれる有効成分は、食欲を低下させる働きも持っています。脳に存在する満腹中枢に働きかけることで胃の働きを抑制し、早い段階で満腹感を得やすくなります。
食欲低下によって食事量が減り、結果的に体重減少にもつながることが、GLP-1受容体作動薬にダイエット効果が期待できるといわれる理由です。原則として糖尿病治療薬であるものの、食欲を抑制する働きから以下のような人にダイエット効果が期待できます。
【とくにこんな人におすすめ!】
- 過度な運動が苦手な人
- 食事制限を続けるのが難しい人
- 無理なくダイエットを目指したい人
GLP-1受容体作動薬の副作用・禁忌
GLP-1受容体作動薬は、ダイエット目的で使用されることもありますが、原則2型糖尿病治療薬であり医療用医薬品です。サプリメントや健康食品に比べると副作用も多く、使用には注意が欠かせません。GLP-1受容体作動薬の主な副作用と禁忌を覚えておきましょう。
GLP-1受容体作動薬の主な副作用
- 低血糖
- 下痢や吐き気などの胃腸症状 ほか
出現する副作用は、GLP-1受容体作動薬の種類によって異なります。とくに、下痢や嘔吐、吐き気など胃腸に関わる副作用が代表的な例です。GLP-1受容体作動薬は、満腹中枢に働きかけて胃の動きを抑制します。胃の動きが鈍くなることで、胃のもたれや吐き気が出る可能性があるため注意が必要です。
また、GLP-1受容体作動薬は、血糖値が下がりすぎるとインスリンの分泌を抑制するため、比較的低血糖を起こしにくい薬剤といわれています。しかし、血糖値を下げる働きがあることから低血糖のリスクはあるので、ふらつきや冷や汗をかくなどの症状がある場合は、服用を中止しましょう。
もし、副作用と思われる症状があらわれた場合は、服用をやめて医療機関を受診してください。
GLP-1受容体作動薬の禁忌・注意が必要な人
禁忌 | 服用に注意が必要な人 | ||
---|---|---|---|
・1型糖尿病や糖尿病性ケトアシドーシスに罹患している人 ・糖尿病が原因で昏睡状態やその可能性がある人・重度の感染症に罹患している人 ・手術を控えている人 ・重度の腎臓機能障害がある人(※1) |
・胃腸・肝臓(※2)に障害がある人 ・膵炎の既往歴がある人 ・腸閉塞の既往歴がある人 ・低血糖になりやすい人 ・胃の摘出や腹部の手術を経験した人 ・他の糖尿病治療薬やインスリンなどを使用している人 ・妊娠・授乳中の人 ・小児、高齢者 ほか |
※1:GLP-1受容体作動薬の種類によっては腎臓保護で使用されることもある。
※2:GLP-1受容体作動薬の種類によって異なる。
GLP-1受容体作動薬の禁忌も、薬の種類により多少異なります。1型糖尿病患者は、膵臓からのインスリン分泌がほとんどできない状態であるため、インスリンを分泌させるGLP-1受容体作動薬では効果がありません。
また、体内のインスリン濃度が低下すると、糖尿病性ケトアシドーシスを発症する可能性があります。糖尿病性ケトアシドーシスは、インスリンが少ないために異常な高血糖が起き、吐き気や腹痛、脳浮腫などを起こして死亡する恐れがある疾患です。
中には、インスリン注射からGLP-1受容体作動薬に切り替えたことで、糖尿病ケトアシドーシスがあらわれた事例も。他の糖尿病治療薬を服用している方は、併用に注意しましょう。腎臓や胃腸などの持病がある方も、GLP-1受容体作動薬を使用する前に必ず医師に確認してください。
(※2、5、6、7、8、9)
GLP-1受容体作動薬をダイエットに用いる際の注意点
GLP-1受容体作動薬をダイエット目的で使用する場合、副作用のリスクや費用がかかることなど気をつけるポイントが存在します。安全に使用するためにも、GLP-1受容体作動薬の取り扱いに精通している医療機関を選ぶことが大切です。
GLP-1受容体作動薬はダイエットの専門薬ではない
GLP-1受容体作動薬は、ダイエットを目的とした医薬品ではありません。日本においてGLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療薬として承認されています。ダイエット目的でGLP-1受容体作動薬を使用するには、副作用があらわれるリスクを正しく理解しましょう。
また、ダイエットを目的としたGLP-1受容体作動薬の服用は基本的に「自由診療」にあたります。薬の費用は全額自己負担であり、保険は適用されない点に注意しましょう。(※)
※GLP-1受容体作動薬の注射薬の中には、「肥満症」と診断された以下の人に対して、保険適応で薬が処方される場合もあります。
- 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有する
- 食事や運動療法による効果が得られない
- BMIが27kg/m2以上かつ肥満に関連する健康障害を2つ以上有する
- BMIが35kg/m2以上
(※10)
GLP-1受容体作動薬だけで完璧なダイエットは難しい
GLP-1受容体作動薬には、食欲抑制による体重減少効果が期待できます。しかし、薬だけでなく、適度な運動や生活習慣の見直しがダイエットには大切です。食欲が減ったとしても、食生活が乱れている場合はリバウンドする恐れもあります。
より健康的なダイエットを叶えるために、食生活の改善と適度な運動など生活習慣を整える意識も大切です。
医師による十分な説明や対応がない医療機関もある
医療機関によっては、医師がGLP-1受容体作動薬の使用法について十分に説明しない可能性もあります。
GLP-1受容体作動薬は、本来は糖尿病治療薬です。ダイエット目的で使う場合、食欲不振や低血糖などの副作用や、他の薬との飲み合わせ、使ってはいけない持病などを十分に理解したうえでの使用が欠かせません。これらの十分な説明がない医療機関の受診は控えましょう。
GLP-1受容体作動薬をダイエット目的で使用したい場合は、信頼できる医療機関選びが大切です。イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来なら、医師の徹底的なサポートを受けられます。
(※1)
【医師がサポート】イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来
イースト駅前クリニックでは、メディカルダイエット外来を開設。GLP-1受容体作動薬をはじめとする、内服薬を用いた肥満治療を提供しています。
イースト駅前クリニックのメディカルダイエットの魅力
- 医師のサポートのもと肥満治療を受けられる
- 良心的な価格設定で続けやすい
- 予約なしでも受診ができる
- オンライン診療も可能
イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来では、患者様一人ひとりの状況に合わせて医師が診察・治療プランを提案し、肥満治療を進めます。GLP-1受容体作動薬などの医薬品ついても、専門家の指導のもと適切な使用が可能です。
内服薬の価格も良心的でわかりやすい設定になっているため、肥満治療を無理なく続けられます。GLP-1受容体作動薬の他、次の内服薬をご用意しています。
【イースト駅前クリニックで扱う肥満治療薬】
薬の種類(約1カ月分) | 投与方法 | 価格(税込) | |||
---|---|---|---|---|---|
GLP-1受容体作動薬 | リベルサス 3mg 30錠 | 内服(毎日) | 6,600円 | ||
リベルサス 7mg 30錠 | 15,180円 | ||||
リベルサス 14mg 30錠 | 28,050円 | ||||
SGLT2阻害薬 | 30錠 | 内服(毎日) | 15,840円 | ||
医療用漢方(防風通聖散) | 防風通聖散 3.75g 56包 | 内服(毎日) | 4,950円 |
体質や既往症により処方できない場合も
イースト駅前クリニックのメディカルダイエットは、体質や体調、薬の服用状況によって利用できない場合も。とくに、以下の条件に当てはまる方は、GLP-1受容体を使用すると副作用があらわれる可能性があります。
【こんな人は注意!】
- 痩せ体質の人
- 糖尿病の治療を受けている人
- 重度の胃腸障害や膵炎の既往歴がある人
GLP-1受容体作動薬の特性上、痩せ体質の人や胃腸障害がある人、膵炎を発症したことがある人は、吐き気や嘔吐、必要以上の体重低下などがあらわれる可能性が考えられます。
また、糖尿病治療を受けている人は、低血糖症状を起こするリスクが高くなるので注意が必要です。イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来では、患者様の体調や既往歴などから医師が適切に診察・判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。
GLP-1受容体作動薬についてのQ&A
GLP-1受容代作動薬を使用したダイエットについて、よくある質問をまとめました。不安や疑問点を事前に解消しておきましょう。
Q.GLP-1受容体作動薬をダイエットに使うのは危険?
GLP-1受容体作動薬は、ダイエット用に国の承認を受けた医薬品ではありません。メディカルダイエットのためにGLP-1受容体作動薬を使用する場合は、必ず医師の診察を受けて、適切に処方されたものを使用しましょう。
また、GLP-1受容体作動薬の取り扱い方を熟知した信頼できる医療機関を選ぶことも重要です。
Q.GLP-1受容体作動薬のダイエット効果があらわれる期間は?
GLP-1受容体作動薬の体重減少は、食欲減退に伴うものであり、食事量に影響するので個人差があります。
イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来の場合、GLP-1受容体作動薬を服用してから1〜3カ月ほどで効果があらわれる場合が多いです。体質により個人差が大きいことを理解しておきましょう。
Q.GLP-1受容体作動薬は個人輸入での購入もできる?
医薬品を個人輸入して使用するのは非常に危険です。海外から輸入した医薬品の中には、粗悪品や偽物が流通している可能性もあります。使用することで重大な副作用が出る可能性も否めません。
医薬品を使う際は必ず専門の医療機関を受診し、医師の診察を受けたうえで適切に処方してもらうのがおすすめです。
GLP-1受容体作動薬によるダイエットは、イースト駅前クリニックへご相談を
GLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病治療薬として国内で承認されている医薬品です。ダイエット目的で使用する場合は、必ずメディカルダイエットを熟知した医師の診察を受けましょう。医師の診察のもと、副作用や禁忌、服用の注意点を理解したうえで、適切に肥満治療を始めるのがおすすめです。
イースト駅前クリニックのメディカルダイエット外来では、患者様一人ひとりのお悩みに合わせて、医師が適切な治療プランをご提供します。GLP-1受容体作動薬を使ったメディカルダイエットに興味がある人は、お気軽にイースト駅前クリニックまでご相談ください。
参考URL
※1)厚生労働省「美容医療を受ける前にもう一度」
https://www.mhlw.go.jp/content/000694624.pdf
※2)厚生労働省「新規作用機序の糖尿病治療薬(DPP-4阻害剤およびGLP-1受容体作動薬)の安全対策について」
https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/275-1.pdf
※3)公益財団法人 東京都医学総合研究所「糖尿病合併症|身近な医学研究情報」
https://www.igakuken.or.jp/medical/medical03/03-1.html
※4)北海道大学学術成果コレクション HUSCAP
「(2) GLP-1受容体作動薬 (III. 糖尿病治療薬に関する最近の話題 3. インクレチン関連薬)」
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/78867
※5)独立行政法人 農畜産業振興機構「糖尿病ってどんな病気?」
https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000434.html
※6)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「セマグルチド(遺伝子組換え) リベルサス錠 患者向医薬品ガイド」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2499014
※7)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「エキセナチド バイエッタ皮下注5μgペン 300 バイエッタ皮下注10μgペン300 患者向医薬品ガイド」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2499411
※8)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「リラグルチド(遺伝子組換え)ビクトーザ皮下注18mg 患者向医薬品ガイド」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/2499410
※9)岡山県糖尿病医療連携推進事業「おかやまDMネット(岡山県糖尿病対策専門会議) GLP-1受容体作動薬リラグルチドが2型糖尿病患者における腎アウトカムを改善(LEADER試験サブ解析)」
https://www.ouhp-dmcenter.jp/project/donats/glp-1受容体作動薬リラグルチドが2型糖尿病患者腎ア/
※10) 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「セマグルチド(遺伝子組換え)ウゴービ皮下注 患者向医薬品ガイド」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/24994A6
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